意識と行動の関係性

「あ～ぁ」

という、スタンドからのため息。

以前、女子プロテニス選手の

クルム伊達公子選手が、

日本での試合でミスをした時に

観客が「あ～ぁ」と

何度も発する状況に対して、

抗議したことを思い出した。

彼女いわく

「ため息は、モチベーションが下がるからヤメテ」

とのこと。

海外ではこのようなことは少ないようだ。

なぜ日本人はミスに対して、

このような態度をとってしまうのだろう。

スポーツは、

ミスが当たり前と思うか思わないかが、

大きく関わっていると思う。

野球。

3割ヒットを打てば、強打者。

7割はミスをしているということ。

ヒット率が2割の選手に対して、

ヒット率を3割にすることを目的とするか、

ミス8割を7割にすることを目的とするかでは、

指導内容・方法が違ってくる。

日本でのスポーツ指導、

褒められるよりも叱られることが

多いように思う。

このような環境が、

「あ～ぁ」

を生んでしまったのかもしれない。